沖縄のガマ・戦跡案内
 
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仙田繁治(せんだ しげはる)さん

仙田さんのパスポート
仙田さんが慰霊のため沖縄を訪問した当時のパスポート。アメリカ統治下の沖縄へ日本から渡航するには、パスポートが必要でした。
仙田さんは兵士として沖縄戦を体験しました。戦闘中に砲弾を受けて歩けなくなると、南風原町にあった沖縄陸軍病院に収容されました。沖縄陸軍病院が南部へ撤退したときには病院壕の中に取り残されましたが、仙田さんは手ではって脱出して助かったそうです。
戦後、数えきれないほど手術を繰り返しましたが、体のあちこちに砲弾の破片が残っており、飛行機にのるとき金属探知機でひっかかることが何度もありました。
1964年(昭和39年)に、生き残った元兵士たちとともに戦後初めて沖縄を訪れて戦没者の霊をとむらいました。松永は、日比野さんから仙田さんを紹介していただき、沖縄戦の貴重な体験談を伺うことができました。